朝採り野菜は美味しい?


朝採り野菜というと新鮮みずみずしくとても美味しいイメージがありますね。
そこで、ちょっと朝採り野菜の定義について話ます。

この朝採り野菜という言葉は、大消費地の近郊農業の中で生まれたもので、
より新鮮な野菜というイメージをアピールする戦略だったんです。


具体的に言うと、
東京周辺の近県で収穫された野菜は店頭に並ぶまで日付をまたいでいました。

午前中に収穫した野菜は午後に出荷調整され夕方にトラックに積まれ、
翌朝東京の青果市場でセリにかけられ昼頃に店頭に並んでいました。

また、市場を通さない野菜は朝からスーパーやデパートに並んでいました。

そこで収穫した野菜をその日のうちに食卓にのせてもらいたいという考えから
朝採り野菜が生まれました。

農家はまだ暗いうちから収獲を始め、
午前中に箱詰めを終え昼前にはトラックに積み
スーパーなどに午後3時頃には運ばれていました。

店頭に並んだ野菜は、その日の夕食になるということです。


一般的に夕食が1日のメインと考えると、以前の流通と比べると
野菜の鮮度が丸1日違うので美味しといわざるを得ません。

また、野菜の収穫タイミングは、野菜の種類や季節によって朝採りだったり、
昼採り、夕採りが美味しいと様々な諸説があります。


なにはともあれ、収穫したての野菜が美味しいということには間違いありません。